配膳ロボットの名前一覧|猫型の正体とチェーン別まとめ

配膳ロボットの名前一覧イメージ。ネコ型のBellaBotなど3機種のイラストと、BellaBot・Servi・KettyBotの機種名

ファミレスや焼肉店で料理を運んでくれる配膳ロボット。猫の顔が表示された画面を見て、「このロボット、名前はなんていうんだろう?」と気になった方は多いのではないでしょうか。

実は配膳ロボットの「名前」には、メーカーが付けた機種名と、お店が付けた呼び名という2つのレイヤーがあります。この2つが混ざって語られるため、「ガストの配膳ロボットの名前」を調べても答えがバラバラに見えてしまうのです。

この記事では、2026年9月時点で公式仕様ページやメーカー発表、報道で確認できた情報をもとに、配膳ロボットの機種名とチェーン別の導入状況を整理します。出典が確認できない部分は「確認できない」と明示し、推測で断定しない形でまとめました。

記事のポイント
  • 猫型配膳ロボットの機種名はBellaBot(ベラボット)。中国・Pudu Robotics(プードゥ・ロボティクス)社の製品
  • すかいらーくグループは約2,100店舗にBellaBotを展開(2025年時点の報道)
  • 焼肉きんぐやかっぱ寿司などで見かける3段トレイ型はServi(サービィ)の可能性が高い
  • チェーンごとの機種名が公表されていないケースもあるため、判別のポイントも解説
目次

配膳ロボットの名前は「機種名」と「店舗の呼び名」の2種類

検索結果で情報が食い違って見える最大の理由が、この2層構造です。まずここを切り分けておくと、以降の話がすっきり理解できます。

機種名|メーカーが付けた製品名

BellaBot、Servi、KettyBot といった名前は、ロボットメーカーが製品に付けた型番・ブランド名です。これは世界共通で、同じ機種であればガストでもココスでも中身は同じものになります。技術資料や導入事例で語られる「配膳ロボットの名前」は、通常こちらを指します。

店舗の呼び名|各店で付けられる愛称

一方、店頭のPOPやスタッフ同士の会話で使われる呼び名は、店舗や運営会社が独自に決めているケースがあります。SNSで「うちの近所の店ではこう呼ばれていた」という投稿が拡散することもありますが、これは全国共通の公式名称ではありません

そのため「ガストの配膳ロボットの名前は?」という問いには、厳密には次の2通りの答えがあります。

  • 機種名としての答え:BellaBot(ベラボット)
  • 店舗の呼び名としての答え:店舗によって異なり、全国統一の公式愛称は公表資料では確認できない

本記事では、公式発表や報道で裏付けが取れる機種名を軸に整理していきます。

猫型の配膳ロボットの名前は「BellaBot(ベラボット)」

ファミレスで最もよく見かける、ディスプレイに猫の顔が表示されるロボット。この機種名がBellaBot(ベラボット)です。開発元は中国・深圳に本社を置く Pudu Robotics(プードゥ・ロボティクス)社で、日本法人を通じて国内展開されています。

BellaBotの基本スペック

Pudu Roboticsの日本公式製品ページで確認した仕様は以下の通りです。

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項目BellaBot の仕様
トレイ構成4段
積載量1段あたり10kg/合計最大40kg
走行速度0.5〜1.2m/s(調整可能)
連続稼働時間約13時間(無積載時)
充電時間約4.5時間
本体サイズ56.5×53.7×129cm
重量55kg
センサーRGBDカメラ3台+LiDAR

(出典:Pudu Robotics 公式製品ページ/2026年9月19日確認)

注目したいのは合計40kgという積載量4段トレイです。ファミレスのように一度に複数テーブル分を運ぶ用途に最適化されており、1回の往復で運べる量が多いほど人手の削減効果が大きくなります。

また、RGBDカメラ3台とLiDAR(レーザー光で周囲の距離を測るセンサー)を組み合わせることで、店内の柱や人、他のロボットを検知しながら自律走行します。子どもが飛び出してきても停止できるのは、このセンサー構成によるものです。

なぜ猫のデザインなのか

BellaBot の顔ディスプレイには猫のキャラクターが表示され、頭部を撫でるとリアクションを返します。これは単なる遊び心ではなく、ロボットに対する心理的な抵抗を下げる設計と考えられます。

無機質な箱型のロボットがテーブルに近づいてくるより、表情のあるキャラクターが「お料理をお持ちしました」と話しかけてくる方が、客側の受け入れ度は高まります。特にファミリー層が中心のファミレスでは、子どもがロボットを楽しんでくれること自体が来店動機にもなります。

なお、配膳ロボットが到着時に流す音楽や音声についても、機種や設定によって違いがあります。音まわりが気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

配膳ロボットが流す音楽まとめ|曲名はある?店舗ごと(ココス・ガストなど)の違いを徹底解説

チェーン別|配膳ロボットの名前と導入状況一覧

ここからは、サジェストで検索が多いチェーンについて、確認できた情報を整理します。機種名が公表されていないチェーンについては、その旨を明記しています。

すかいらーくグループ(ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサンなど)

すかいらーくグループは、配膳ロボット導入で国内最大級の規模を持つ企業です。

  • 2021年10月18日:ガスト・しゃぶ葉など約2,000店舗へのBellaBot配備計画を発表(出典:ITmedia
  • 2022年5月20日:しゃぶ葉276店中272店で導入完了。2022年末までにグループ合計約3,000台配備の計画をメーカーが発表(出典:Pudu Robotics ニュースリリース
  • 2025年時点の報道:約2,100店舗(グループの約7割)に展開。ガストはほぼ全店で稼働(出典:ITmedia ビジネスオンライン

つまり、ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサンで見かける猫型ロボットの名前は、いずれもBellaBotです。業態ごとに別機種を使い分けているわけではなく、グループ共通で同じ機種が展開されています。

ゼンショーグループ(ココス・オリーブの丘)

ココスやオリーブの丘でも配膳ロボットの導入事例が報道されています(出典:ITmedia ビジネスオンライン、2025年10月)。ただし、2026年9月時点で公式に機種名を明示した一次資料は確認できませんでした

店頭で猫の顔が表示される4段トレイ型であればBellaBotである可能性が高いですが、断定はできません。確実に知りたい場合は、後述する「見分け方」のポイントを店頭でチェックしてみてください。

びっくりドンキー

びっくりドンキーを運営するアレフでは、全345店のうち約120店に配膳ロボットを導入しています(2025年2月末時点/出典:ねとらぼ)。

この記事では、通路でロボット同士が鉢合わせた事案について店舗側が「稀なケースと認識」とコメントしたことも報じられています。複数台運用では、すれ違いの制御が実運用上の課題になることがうかがえます。

なお、この報道内でも機種名は明記されていません

ジョイフル

九州を地盤とするファミレスチェーンのジョイフルについても、配膳ロボットの導入事例が報道で確認できます(出典:ITmedia ビジネスオンライン、2025年10月)。こちらも機種名を明示した公式資料は確認できませんでした。

焼肉きんぐ・かっぱ寿司など

ソフトバンクロボティクスの公式製品ページでは、Servi(サービィ)の導入先として以下が挙げられています(2026年9月19日確認)。

  • 焼肉きんぐ
  • かっぱ寿司
  • とんでん
  • サッポロビール園

(出典:ソフトバンクロボティクス 公式製品ページ

チェーン別まとめ表

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チェーン確認できた機種名出典の種類
ガストBellaBotメーカー発表・報道
バーミヤンBellaBotメーカー発表
しゃぶ葉BellaBotメーカー発表
ジョナサンBellaBot(グループ共通展開)報道
ココス導入事例あり/機種名は未確認報道
オリーブの丘導入事例あり/機種名は未確認報道
びっくりドンキー約120店導入/機種名は未確認報道
ジョイフル導入事例あり/機種名は未確認報道
焼肉きんぐServiメーカー公式
かっぱ寿司Serviメーカー公式
とんでんServiメーカー公式

※2026年9月19日時点で確認できた情報です。導入状況は変動するため、最新情報は各社の公式発表をご確認ください。

BellaBot以外の主な配膳ロボットの名前と特徴

「配膳ロボット=猫型」というイメージが強いですが、実際には複数のメーカー・機種が国内で稼働しています。代表的な3機種を比較してみましょう。

Servi(サービィ)|ソフトバンクロボティクス

国内での知名度が高いもう一つの機種が Servi です。公式製品ページで確認した仕様は以下の通りです(2026年9月19日確認)。

  • トレイ3段/合計最大30kg(上段・中段が各10kg、下段が25kg)
  • 走行速度:約0.8m/s
  • 稼働時間:約10〜12時間
  • 本体サイズ:462×486×1046mm

BellaBotより一回り小さく、高さも約1mに抑えられています。下段の耐荷重が25kgと大きいのが特徴で、鍋物や大皿など重量のあるメニューを扱う業態との相性が良い設計です。焼肉きんぐでの採用も、この特性と無関係ではないと考えられます。

KettyBot(ケティボット)|Pudu Robotics

KettyBot は BellaBot と同じ Pudu Robotics の製品で、配膳と客席案内・広告表示を兼ねる機種です。日本の正規代理店であるHCIロボティクスの製品ページでは、18.5インチのディスプレイを搭載していることが確認できます(2026年9月19日確認/出典:HCIロボティクス 製品ページ)。

この大型ディスプレイに料理写真やキャンペーン情報を表示できるため、「運ぶ」だけでなく「見せる」用途を持たせられるのが差別化ポイントです。なお、トレイ数や積載量については同ページに記載がなく、確認できませんでした。

3機種の比較表

公式情報をもとに作成した比較表です。確認できなかった項目は「—」としています。

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項目BellaBotServiKettyBot
メーカーPudu RoboticsソフトバンクロボティクスPudu Robotics
トレイ段数4段3段
最大積載量40kg30kg
走行速度0.5〜1.2m/s約0.8m/s
稼働時間約13時間(無積載)約10〜12時間
高さ129cm約104.6cm
特徴猫型ディスプレイ/大容量下段25kgの重量対応18.5インチ大型ディスプレイ

(各社公式製品ページより、2026年9月19日に確認した情報を筆者が整理)

店頭で配膳ロボットの名前を見分けるポイント

機種名が公表されていない店舗でも、外観からある程度の推測が可能です。判別の手がかりを挙げておきます。

  1. トレイの段数を数える:4段ならBellaBot系、3段ならServi系の可能性が高まります
  2. ディスプレイの表示を見る:猫の表情アニメーションが表示されるのはBellaBotの大きな特徴です
  3. 本体の高さ:BellaBotは129cm、Serviは約105cm。大人の腰〜胸の高さで見比べると差が分かります
  4. 本体のロゴ表記:多くの機種は本体下部や背面にメーカーロゴや機種名が刻印されています
  5. 音声とチャイム:機種ごとに到着時の音声パターンが異なります

ただし、撮影や接触は他のお客さまや店舗の迷惑になる場合があります。ロボットの走行を妨げないよう、観察は通路を塞がない範囲にとどめましょう。

配膳ロボットの名前にまつわる3つの誤解

誤解1:チェーンごとにオリジナル機種を開発している

実際には、大半のチェーンが既存の汎用機種を導入しています。すかいらーくグループが約2,100店舗にBellaBotを展開しているように、同じ機種を大量導入してコストと保守を最適化するのが一般的なアプローチです。

誤解2:「ネコ型ロボット」が正式名称

「ネコ型配膳ロボット」は外観を指す通称であり、正式な製品名は BellaBot です。ニュース記事などで「ネコ型ロボット」と表記されるのは、読者にとって直感的に伝わりやすいためです。

誤解3:全店で同じ愛称が使われている

店舗ごとの呼び名は統一されていないケースがあり、「全国共通の愛称」として断定できる公表資料は確認できませんでした。SNSで見かけた呼び名が、別の店舗でも通じるとは限りません。

配膳ロボットはなぜ急速に普及したのか

すかいらーくグループが4年ほどでグループの約7割にあたる店舗へ展開したスピードは、飲食業界のIT投資としては異例といえます。背景には主に3つの要因があります。

  • 深刻な人手不足:ホールスタッフの採用難が構造的に続いている
  • センサー・制御技術のコモディティ化:LiDARやカメラのコスト低下で、実用的な自律走行機が現実的な価格帯に収まった
  • 導入ハードルの低さ:店舗改装を伴わず、マップを作成すれば既存レイアウトのまま運用できる

特に3点目は重要で、天井にマーカーを貼る必要のあった旧世代の搬送ロボットと比べ、現行機はLiDARとカメラで自己位置を推定するため、導入工事の負担が大幅に減りました。

今後は、周囲の状況をより柔軟に判断できるAI制御の進化により、配膳以外の下膳・巡回案内といった業務への拡張も進むとみられます。ロボットの制御を支える基盤技術に関心がある方は、こちらの解説もあわせてどうぞ。

ロボット基盤モデルとは?仕組み・代表例・最新動向を解説

よくある質問

猫の配膳ロボットの名前は何ですか?

BellaBot(ベラボット)です。中国のPudu Robotics社が開発した機種で、4段トレイ・最大積載40kgの仕様を持ちます(2026年9月19日、公式製品ページで確認)。

ガストの配膳ロボットの名前は何ですか?

機種名はBellaBotです。すかいらーくグループは2021年10月に導入計画を発表し、2025年時点の報道ではガストはほぼ全店で稼働しています。なお、店舗ごとの愛称については全国統一の公式名称を示す資料は確認できませんでした。

ココスやジョイフルの配膳ロボットの名前は?

両チェーンとも導入事例は報道で確認できますが、2026年9月時点で機種名を明示した公式資料は確認できませんでした。店頭で4段トレイ+猫型ディスプレイであればBellaBotの可能性が高いものの、断定はできません。

BellaBotとServiはどちらが多く使われていますか?

導入台数の全国統計は公表されていないため比較できませんが、すかいらーくグループだけで約2,100店舗規模のBellaBot展開があり、ファミレス業態での遭遇率はBellaBotが高いと考えられます。一方、焼肉・回転寿司チェーンではServiの採用事例が公式に確認できます。

配膳ロボットに名前を付けることはできますか?

店舗側が独自の呼び名を用いる運用は見られますが、システム上の命名機能の有無や設定方法については、公開されている製品ページでは確認できませんでした。具体的な仕様はメーカーへの問い合わせが確実です。

まとめ|配膳ロボットの名前は「機種名」で押さえるのが確実

配膳ロボットの名前を正確に知りたいときは、店舗ごとの愛称ではなく機種名を基準に考えるのが確実です。最後に要点を整理します。

記事のまとめ
  1. 猫型の配膳ロボットの機種名はBellaBot(ベラボット)。4段トレイ・最大40kg・約13時間稼働
  2. ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉などすかいらーくグループは、約2,100店舗にBellaBotを展開(2025年時点の報道)
  3. 焼肉きんぐ・かっぱ寿司・とんでんなどはServi(サービィ)を公式に採用
  4. ココス・オリーブの丘・びっくりドンキー・ジョイフルは導入事例はあるものの、機種名の公式情報は確認できず
  5. 店頭で判別するならトレイ段数・ディスプレイ表示・本体の高さが手がかりになる

次にファミレスを訪れたときは、トレイの段数と本体の高さに注目してみてください。「これは4段だからBellaBotだな」と分かるだけで、見慣れた店内の風景が少し違って見えるはずです。

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